はじめに
日本国内ではビットフライヤーとコインチェックが仮想通貨の二大取引所としてよく知られていますが、海外に目を向けてみると、取引高No.1の取引所はバイナンスです。
多くのサイトでは国内・海外の取引所でそれぞれの比較をしていますが、実際には国内取引所を利用している人が色々調べるうちに海外取引所に興味を持つというケースが多いかと思い、このような比較をしてみました。
私も仮想通貨取引を始めて最初の半年ほどはビットフライヤーやコインチェックを利用していましたが、現在はほぼバイナンスのみを利用しています。
その理由は、銘柄数の多さ、手数料の安さ、使い勝手の良さ、どれを取っても、国内取引所に比べてバイナンスが有利だからです。
それぞれ、データを示しながら説明します。

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銘柄数の比較
ビットフライヤー、コインチェック、バイナンスの銘柄数を比較したグラフがこちらです。

バイナンスは国内取引所に比べて非常に多くの銘柄を取り扱っていることが分かります。
取扱い銘柄が多いと、世間があまり注目していないコインを保有しておくことで将来大きなリターンを狙えるなどメリットがあります。
例えばDOGEコインの価格は2020年から2021年の一年間で、約0.002$から約0.7$と、最大で300倍以上にもなりました。(現在は少し落ちて0.3$程度)
このようなチャンスを逃さないためにも、取扱い銘柄数の多いバイナンスがお勧めです。
手数料の比較
- 取引手数料
ビットフライヤー、コインチェック、バイナンスそれぞれの取引手数料を比較した表がこちらです。
取引所 手数料 | 取引所 対応銘柄 | 販売所 手数料 | 販売所 スプレッド | 販売所 対応銘柄 | |
BitFlyer | 0.01~0.15% | 7銘柄 | 無料 | 6%(変動) | 13銘柄 |
Coincheck | 0.0% | 5銘柄 | 無料 | 6%(変動) | 17銘柄 |
Binance | 0.10% | 382銘柄 | – | – | – |
取引手数料について一言でまとめると、「世の中の大半の銘柄を手数料一律0.1%で取引したい」ならバイナンス、「5銘柄だけで良いので手数料無料で取引したい」ならコインチェックがお勧めです。
以下、詳しく解説します。
まず、ビットフライヤー、コインチェックには取引所と販売所という二つの売買形式があります。
取引所では買値・売値をユーザが決めユーザ間で売買し、販売所ではユーザと仮想通貨交換業者の間で売買します。
取引所での手数料を比較してみると、BitFlyerとBinaceは手数料がかかりますが、Coincheckは無料です。
しかし、Coincheckが取引所で扱う銘柄はそもそも少なく、ブラウザ版で5銘柄、アプリ版では取引不可です。
さらに、扱っている銘柄もBTC(時価総額ランキング1位)とETC(18位)以外は、FCT(800位)、MONA(354位)、PLT(ランキング外)とマイナーなものが多く、実用性という点でも疑問があります。
参考:https://coinmarketcap.com/ja/
また、BitFlyerの手数料0.01%というのは、5億円(!)以上の取引の場合で、大多数の方が当てはまるであろう取引額500万円未満の場合、手数料は0.1~0.15%となります。
これらに対して、バイナンスの取引手数料は全382銘柄に対して一律0.1%となっています。
続いて販売所での手数料を見てみるとビットフライヤー、コインチェックは手数料が無料となっていますが、販売所で取引する際にはスプレッド(購入価格と売却価格の差)も考えなければいけません。
実際にビットフライヤー、コインチェックの購入価格、売却価格を見てみましょう。


どちらの例でも、6%程度のスプレッドがあることが分かります。これは、購入・売却時にそれぞれ3%の手数料が取られていることに相当します。
別な言い方をすると、販売所でビットコインを購入すると、現在の価格から6%上昇してやっと利益ゼロ、それ以下なら損になるというユーザにとって非常に不利な条件になっています。
繰り返しになりますが、バイナンスはすべての銘柄で取引所を使用するためスプレッドが無く、手数料は0.1%です。
単純計算で、バイナンスの取引にかかる費用は国内取引所(販売所)の1/30になります。

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- 入出金手数料
ビットフライヤー、コインチェック、バイナンスそれぞれの入出金手数料を比較した表がこちらです。
入金手数料 日本円 | 入金手数料 BTC | 出金手数料 日本円 | 出金手数料 BTC | |
BitFlyer | 0~330円 | 無料 | 220円~770円 | 0.0004BTC |
Coincheck | 0~1018円 | 無料 | 407円 | 0.001BTC |
Binance | 取引額の3.5% または10$の高い方 (クレジットカード) | 無料 | 非対応 | 0.0005BTC |
国内取引所では当然ながら日本円による入出金に対応していますが、バイナンスは非対応です。
バイナンス利用者が日本円で入金したい場合は、クレジットカードでの入金、または国内取引所からBTCなどの仮想通貨を送金する必要があります。
また、バイナンス利用者が日本円で出金したい場合も、保有している仮想通貨を国内取引所に送金してから出金する必要があります。
なお、クレジットカード入金の手数料は高いので、入金は国内取引所からの送金をお勧めします。
具体的に日本円からバイナンスに入金し、バイナンスから日本円で出金するのにかかる費用は以下のようになります。
・入金の場合:国内取引所の入金手数料+国内取引所の送金手数料+バイナンス入金手数料
(例:ビットフライヤー利用の場合→330円+0.0004BTC+0円=約2330円※)
・出金の場合:バイナンスの送金手数料+国内取引所の出金手数料
(例:コインチェック利用の場合→0.005BTC+407円=約2900円※)
送金手数料、出金手数料は取引金額によらず一定なので、一度に送金・出金する金額が多いほどコストを抑えることができます。
なお、ビットコインの入出金手数料を比較すると、入金はどこも無料、出金はビットフライヤーとバイナンスがほぼ同じ、コインチェックがやや高めです。
※1BTC=500万円とした場合
使い勝手の比較
使い勝手に関してビットフライヤー、コインチェック、バイナンスを比較しました。
口座開設に かかる時間 | 日本円 入出金 | ステーキング | 取引所 (ブラウザ) | 取引所 (アプリ) | アプリ版での テクニカル 指標の表示 | |
BitFlyer | △ 数日~数週間 | 〇 | 1銘柄 | △ 7銘柄のみ | △ 2銘柄のみ | × |
Coincheck | △ 数日~数週間 | 〇 | 1銘柄 | △ BTCなど 5銘柄 | × | × |
Binance | 〇 約30分 | △ クレジット 入金可 | 60銘柄 以上 | 〇 全銘柄 | 〇 全銘柄 | 〇 |
口座開設にかかる時間は、バイナンスが圧倒的に速いです。バイナンスでは本人確認が必須ではないため、電話番号とメールアドレスがあればすぐに口座開設でき、取引を開始できます。2021年9月よりバイナンスでも本人確認が義務化されましたが、それでも申請から承認まで約30分で完了しました。
一方、バイナンスは日本円による入金に対応していないため、使い勝手という点ではややマイナスポイントです。
また、バイナンスではステーキング可能な銘柄が60以上あるのに対して、国内取引所では1銘柄(どちらもLSK(リスク)のみ)です。
ステーキングとは、一定期間(一日~数か月)仮想通貨を持っていると報酬が得られるというものです。
バイナンスのステーキングの利率は、銘柄によって異なりますが年利30%以上というもの複数あり、仮想通貨を長期保有したい方にはお得な機能です。(ただし、価格変動リスクはあります)
取引所で売買できる銘柄は、ブラウザ版とアプリ版で異なります。
バイナンスはすべての銘柄について、ブラウザ・アプリ両方で取引所での売買が可能ですが、ビットフライヤーはアプリでの取引所での売買は2銘柄(BTC, ETH)のみ、コインチェックはアプリでは取引所での売買ができません。(販売所のみ対応)
さらに、アプリ版でのテクニカル指標(移動平均線、MACD等)の表示も、バイナンス以外は未対応となっています。
以上より、使い勝手という意味でも三者の中ではバイナンスが最も優れていると考えられます。
まとめ
国内取引所であるビットフライヤー、コインチェックと代表的な海外取引所であるバイナンスを取扱い銘柄数・手数料・使い勝手という三つの観点から比較しました。
国内取引所は日本円による入出金に対応していることがメリットと言えますが、それ以外の多くの点でバイナンスが有利な結果となりました。
これから仮想通貨取引で効率よく利益を上げたいと思う方には、バイナンスをお勧めします。

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※この記事の情報は2021年8月時点のものです。取扱い銘柄や手数料は今後変更される可能性がありますので、ご承知おきください。
コメント
[…] Q. どの取引所に口座を開設すれば良いですか?A. 取引所によって取扱銘柄や手数料が異なります。国内で有名な取引所はビットフライヤーとコインチェックです。海外だと、バイナンスという世界最大の取引所があります。これらの取引所の違いをこちらのページで解説していますので参考にしてください。https://multihobby-engineer.com/crypto-exchanges-comparison/ […]