6月より、企業や大学などで新型コロナワクチン接種を行う「職域接種」が開始されました。この記事では、職域接種を実施している企業や大学に所属する人に自治体から接種券が届いた場合どうすれば良いかについて、調べてことをまとめます。
職域接種を受ける場合、接種券は所属する企業・大学に提出する
接種券がなくても職域接種は可能ですが、その場合、接種券が届いたら所属する企業・大学に提出しましょう。その理由は、企業や大学は職域接種した社員・学生の情報をワクチン接種記録システム(VRS)に登録する必要があるからです。厚生労働省のサイトによると、企業や大学は職域接種を受けた人から接種券を回収した後、VRSにその情報を登録することになっています。 職域接種に関するQ&A(厚生労働省公式サイトより):

接種券を紛失したら、再発行できる
上記の通り、職域接種の場合でも、所属する企業・大学に接種券の提出をする必要があります。もし接種券を紛失したり、誤って破棄したりしてしまった場合は、以下のページから再発行できます。(一部の自治体ではこのサイトから再発行できないようなので、その場合は所属する自治体に問い合わせてください)
職域接種予約後の自治体での接種への変更は、推奨されない
職域接種と自治体での接種では、日程や会場、ワクチンの種類などが異なります。例えばワクチンの種類は、自治体での接種ではファイザー製(ただし都道府県主体の大規模接種はモデルナ製)、職域接種ではモデルナ製を使います。職域接種の予約をする前であれば、どちらを選ぶかは個人の自由です。接種までの流れは、職場・大学または自治体の指示に従いましょう。一方、すでに職域接種で予約を入れている場合、自治体での接種への変更は推奨されません。職域接種では接種希望者数を国に申請し、その分のワクチンを確保していますので、企業・大学がワクチン確保後にキャンセルするとワクチンが無駄になってしまいます。やむを得ず変更する必要がある場合は、企業・大学に連絡し、キャンセル可能かを確認しましょう。
その他、参考になりそうなページのリンクを貼っておきます。
職域接種に関するお知らせ(厚生労働省)
コロナワクチンナビ(厚生労働省)
まとめ
この記事では職域接種を実施している企業や大学に所属する人に自治体から接種券が届いた場合、どうすれば良いかを解説しました。接種券が届いたら、所属する企業・大学に接種券を提出しましょう。また、職域接種の予約前なら職域接種か自治体での接種かを選べますが、職域接種を予約済の場合は予約した通り職域接種を受けるのが良いです。いずれにせよ接種券は重要ですので、職域接種があるからといって廃棄などせず大事に保管しましょう。
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